芸備線 布原駅 2015年12月20日訪問
昭和40年代~50年代前半、SLの撮影スポットとして人気があった布原駅、界隈。
当時、私は生まれていませんでしたので、資料等でしか、うかがい知ることは出来ません。
伯備線や芸備線は、何度も乗車していましたが、布原駅は伯備線の列車は全て通過、芸備線の列車の本数も少ない為、なかなか訪れる機会が有りませんでした。
今回は、撮影スポット探しも兼ねて備中神代駅から歩いて行くことにしました。
9時40分伯備線新見行の列車で備中神代駅に到着しました。駅を出て右へ進むと、地図上では、4.2kmで布原駅に到着します。木の枝に霜が降りて白くなっています。
本日の天気予報で新見地方の朝の気温は-2℃とのこと。
ひたすら山道を歩きます。岩を繰り抜いた様なトンネル。しばらく歩くと眼下に線路が見えたので、列車が来るのを待って撮影しました。
無数の木の枝に遮られ見通しがいいとは言えませんが、結構好きなアングルです。
またしばらく歩くと列車のジョイント音が聞こえてきました。
枝の隙間を縫って撮影。
布原駅に到着。
備中神代駅から歩いて1時間20分かかりました。
途中、撮影の為の列車待ちをしたので、通常、ゆっくりあ歩いても1時間程度で着くと思われます。
布原駅から新見駅方面へ少し歩いた所の鉄橋。かつて鉄橋の右側の斜面にSL撮影用の雛壇があったそうなのですが、現在はご覧の通り木が生い茂っています。
たとえ、向こう岸に何らかの手段で行けたとしても、木の枝が邪魔をして、昔と同じアングルから撮影するのは、不可能かと思われます。
川岸に降りて撮影。布原駅を通過する各駅停車の列車がきました。これは、腕木式信号機の土台だそうです。駅が見渡せるここは、現在の定番の撮影スポット。貨物列車が通過
駅ホームから後追いで撮影備中神代方面行きのホームは苔むしていて良い雰囲気が出ています。帰りは新見行の列車に乗りました。